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ISID×旭化成 | 農業データ流通基盤の実証実験を開始

ISID×旭化成 | 農業データ流通基盤の実証実験を開始

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株式会社電通国際情報サービス(以下ISID)と旭化成株式会社は、ISIDのブロックチェーン技術を活用した農業データ流通基盤 「SMAGt(スマッグ)」と旭化成が展開するクラウド型生鮮品物流システム 「Fresh Logi™(フレッシュロジ)システム」とを連携させ、2020年11月21日から都内大手小売りスーパーで実証実験を開始した。

SMAGtは農産品の生産履歴から出荷、流通、販売までをブロックチェーン技術を用いて記録する農業データ流通基盤で、現在まで複数の自治体・企業の協力を得ながら社会実装の検証を進めており、同効果検証もその一環だという。

ISIDは、旭化成が展開するFresh Logi™システムでセンシングする輸送環境データをSMAGtに自動連携する仕組みを開発した。商品に張り付けられたQRコードを読み取るだけで、SMAGtが管理する産地・農産品のトレーサビリティや、流通・物流における経路情報に加え、Fresh Logi™が管理する輸送品質情報までの取得が可能となる。これにより、農産品のブランド価値発信、トレーサビリティによる食の安心・安全、さらには流通経路における輸送品質の可視化により、農産品の販路開拓や小売事業者の産地開拓、さらには輸出拡大への貢献が期待できるという。

効果検証の概要

・実施日:11月21日(土)~22日(日)、11月28日(土)~29日(日)、12月5日(土)~6日(日)の計6回

・実施場所:東京都内大手小売りスーパー

・対象:スーパーを利用する一般消費者

・検証の流れ:

■農薬や化学肥料を可能な限り使用せず、町ぐるみで土づくりに取り組んでいる宮崎県綾町のこだわり農産品を、集荷業者による予冷後に、Fresh Logi™ボックスを利用して都内のスーパーまで配送。

■店頭では、POPやディスプレイでの商品訴求に加え、商品に張り付けられたQRコードを消費者がスマートフォン等から読み取り、生産者のプロフィールや個々の生産履歴等の情報とFresh Logi™ボックスにて測定された輸送環境データ及びそのデータに基づく輸送品質評価を確認し、購入を検討。

・検証のポイント:提供する一連の情報が、消費者理解の向上や新しい購買行動につながるか等の効果を検証し、同取り組みの事業化を目指す。


▲「SMAGt」と「Fresh Logi™」連携によるスマートフードサプライチェーン

 

▲SMAGtによるこだわり情報発信イメージ

ISIDは今後も、導入が加速しているスマート農業IoT機器・クラウドサービスや、物流・流通における外部サービスとの連携を積極的に進めていくという。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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