駅探×サツドラHD×未来シェア×はこだて未来大学×札幌市立大学 | 北海道地域でのMaaS事業展開に係る業務提携を締結
株式会社駅探(以下「駅探」)は、サツドラホールディングス株式会社(以下「サツドラHD」)、株式会社未来シェア、公立大学法人公立はこだて未来大学(以下「未来大学」)及び公立大学法人札幌市立大学(以下「市立大学」)との5者の間で、北海道地域でのMaaS事業展開に関わる業務提携について、業務提携に関する基本合意書(以下「同業務提携基本合意書」)を締結した。
業務提携の概要
現在、日本国内においては、少子高齢化、過疎地域の拡大、都市部への一極集中による公共交通に関わる社会的問題が存在するとともに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による働き方やライフスタイルの変化が加速している。このような状況のもと、駅探は、従来の公共交通機関を中心とした移動にとどまらないマルチモーダルへのニーズの高まりを受け、MaaS領域に確かなニーズと豊かな成長性があると考えているという。
2020年8月6日に開示した駅探の新経営方針及び新事業コンセプト「From the Stations ~駅から始めよう~」においても、かかる状況を捉え「人々の健康で活き活きした生活を支え、社会の役に立つサービスを生み出していく」ことを謳っており、新事業コンセプトに基づきこれまで培ってきた乗換案内サービスでの実績、経路検索、最適ルート検索などの技術を活用し、この成長性ある領域で事業展開を推進する方針だという。
また、事業展開を加速させていくにあたっては、様々なリソースを持つ幅広い企業との提携が必要であると認識しており、2020年8月31日にAIを活用したオンデマンド型配車システム等を提供する株式会社未来シェアと業務提携に関する基本合意書を締結した。
今回、全国でも人口減・高齢化の傾向がみられる北海道地域における、従来の公共交通機関を中心とした移動にとどまらないマルチモーダルや、地域の生活者や店舗・サービス提供者がWin-Winとなる決済プラットフォームへのニーズの高まりに対して、5者は、以下に記載する提供機能・サービス等を相互活用し、北海道地域におけるMaaS事業推進を目的として、同業務提携基本合意書を締結し、5者間での協議検討を開始していくこととした。
今後、地域における移動の利便性向上、既存公共交通の有効活用、地域活性化などの地域における様々な課題に対応すべく、5者が連携して北海道地域におけるMaaS事業を推進していくという。
5者は、北海道地域におけるMaaS事業推進にあたり、それぞれ下記の役割を果たす。
■サツドラHD
(1)MaaS事業推進におけるEZOCAポイントシステム、EZOマネーの活用
(2)サツドラ店舗のMaaS拠点化
(3)EZOCAポイント加盟店のMaaS拠点化推進
(4)北海道地域公共団体へのMaaS事業推進の働きかけ
■駅探
(1)公共交通機関など定時制のある移動手段の経路検索機能
(2)決済機能を含めたMaaSプラットフォーム
(3)北海道地域でのMaaS取り組みにおける、集客数増や利便性向上に資するため、駅探ドットコム上に、二次交通などの情報掲載
(4)観光型MaaSに対応して、子会社である株式会社ラテラ・インターナショナルの機能を活用したインバウンドプロモーション
■未来シェア
(1)AIオンデマンド配車機能を活用したMaaSサービスの実装
(2)全国多地域でのMaaS実証実験で培った知見の提供
*未来シェアは、公立はこだて未来大学の大学発ベンチャー
■公立はこだて未来大学
(1)AI技術に基づくMaaS実装の先端的知見の提供
(2)北海道地域での産学官民連携によるMaaS実証実験の推進
(3)未来シェアや札幌市立大学との連携による各種実証実験の知見の提供
■札幌市立大学
(1)AI技術に基づくMaaS実装の先端的知見の提供
(2)北海道地域での産学官民連携によるMaaS実証実験の推進
(3)未来シェアや公立はこだて未来大学との連携による各種実証実験の知見の提供
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