VR/AR/MRプロダクトを企画・開発する「Synamon」 | プレシリーズBラウンドの資金調達を実施
VR/AR/MR領域に対するプロダクトの企画・開発を手掛ける株式会社Synamon (シナモン)は、三井住友海上キャピタル株式会社、KDDI株式会社設立の「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)、株式会社ロゼッタ、三井不動産株式会社設立のCVCファンド「31VENTURES Global Innovation Fund 1号」(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)を引受先として第三者割当増資を実施し、約2億5,000万円の資金調達を行ったと発表した。本ラウンドの資金調達は継続し、年内での最終クローズを予定しているという。
また、上記資金調達と合わせ、株式会社ロゼッタとはグローバル・ユビキタスなオフィス、海外旅行、ビジネスイベントのためのVRシステム開発を目指した資本業務提携も実施した。
資金調達の背景
SynamonはVRを始めとするXR技術の社会実装、当たり前に使われている社会を目指し、事業を推進しているスタートアップだ。2016年に創業し、今年の8月から5期目を迎える。昨今のニューノーマルやDX化を推進する社会情勢を背景に、最新テクノロジーの導入を検討したいという問い合わせが増加している。同社は、さまざまな用途や要望に応えるべく、単なるプロダクトの提供にとどまらない、新しい価値の創造・提供に向けてパートナー企業とともに取り組みを進めている。
今回調達した資金は、これらの多様なニーズに対応するための技術開発、要件定義、提案内容のレベル向上、組織体制の強化を目的とした採用推進、関連技術の多様化・高度化に対応するための研究開発、および先端技術を活用しての価値創出のために用いる。これにより、事業をさらに加速させていく方針だという。
ビジネス向けVRコラボレーションサービス「NEUTRANS BIZ」
Synamonが開発しているビジネス向けVRコラボレーションサービス「NEUTRANS BIZ」は、複数人が同じバーチャル空間にアクセスし、リアルタイムでのコミュニケーションや体験の共有をすることができるサービスだ。オンラインとは違う新しい価値を提供しており、会議や研修、イベント、展示会、ショールームなど活用シーンも様々だ。
同社は、各業界の専門知識を持つ企業とパートナーシップを組み、各業界の具体的なニーズや要望を満たすバーチャル体験を提供する「バーチャルビジネスプラットフォーム」への進化を目指し、バーチャルオフィスやカンファレンスに最適な空間構築に取り組んでいくという。
▲「NEUTRANS BIZ」紹介ムービー
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