ワークスタイルのDXを推進する「ACALL」 | 阪急阪神不動産のCVC、コクヨ、JA三井リースなどから資金調達
ACALL株式会社は、阪急阪神不動産株式会社のCVCファンド「HHP共創ファンド1号投資事業有限責任組合」とコクヨ株式会社、JA三井リース株式会社を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施したと発表した。本調達により累計調達額は8.3億円となる。今後、既存の資金調達先である東急不動産ホールディングス株式会社が運営する「TFHD Open Innovation Program」、株式会社ティーガイアを加えた5社との取り組みをさらに推進するという。
資金調達の目的
ACALLは、ワークスペース管理プラットフォーム「WorkstyleOS」を開発・提供している企業だ。テクノロジーを使って「くらし」と「はたらく」を自由にデザインできる世界の実現を目指している。これまで同社は、「WorkstyleOS」上に、様々なスペースへのチェックインアプリケーション群「ACALL applications」、およびパートナーのサービスを組み合わせることで、新しいワークスペース体験を構築してきた。同社のサービスは、不動産事業者から大企業まで約4000社のオフィスやビルのスマートオフィス化を支援してきた実績を持つ。
今回調達した資金をもとに、さらなるワークスタイルDX推進によるニューノーマルなワークスタイルを追求する。同時に、パートナー企業との提携も随時拡大していくという。
各社のコメント
■東急不動産ホールディングス株式会社(不動産パートナー)
私たちは、「住む、働く、過ごす」を切り口に、あらゆる世代のお客さまに多彩なサービスを展開する総合不動産会社として、ハコやモノの枠を超えて、ライフスタイルを創造・提案する企業グループです。ACALL社が持つ「WorkstyleOS等の優れたテクノロジー」と、我々の持つリソースを組み合わせることで「デジタルとリアルを融合させた新しいワークスタイルの創造」を推進し、お客さまや社会への新しい価値提供を目指して参ります。
■阪急阪神不動産株式会社(不動産パートナー)
弊社では、スタートアップが有する先端技術や革新的な事業手法を、弊社の経営資源と融合させる事業共創を推進しています。ACALL社は、ワークスタイルのデジタルトランスフォーメーションを実現するための優れた技術とサービスを有しており、今般の出資を機に、オフィス事業を主とする当社事業との連携・共創を通じて、ニューノーマル時代における新たなワークスタイルやサービスをお客様にご提供できるよう取り組んでまいります。
■コクヨ株式会社(オフィスパートナー)
弊社は、働き方の改革を後押しするオフィス空間の価値を追求し、お客様へ提供してまいりました。昨今の働き方は、センターオフィスのみならず、新たなワークスタイルへの進化が急速に進んでおり、新たな課題も生まれています。ACALL社がビジョンとして掲げる「Life in Work and Work in Life for Happiness」と共鳴しながら、両社の持つノウハウを掛け合わせることによって、新たな時代のワークスタイルをお客様に提供していくことを目指します。
■JA三井リース株式会社(金融パートナー)
コロナ禍により働き方の多様化が加速する中、ACALLは、スマートオフィス化を切り口に様々なニーズに応えることが可能で、次世代ワークスタイルDXのプラットフォームとなり得ると考え、出資を決定しました。当社のお客様に対してACALLの持つ価値をご紹介していくことは勿論のこと、ACALLが行う「ワークスタイルDX推進によるニューノーマルなワークスタイル追求」を支援してまいります。
■株式会社ティーガイア(IoTパートナー)
弊社ではソリューション事業において、ICT周辺総合事業会社としてスマートデバイスとその運用における各種ソリューションやブロードバンド回線を法人のお客様に提供しております。ACALLサービスに必要なタブレット等をはじめ、ACALLサービスと連携するチャットツールや内線ソリューションまでワンストップでお客様に提供いたします。また、IoTパートナーとして様々なIoTデバイスやモバイル回線、エッジコンピューティング機能を活用したネットワーク製品との組み合わせを提案しWorkstyleOSの発展を支援してまいります。
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