Holotch×078Kobe | ライブ会場のパフォーマンスを、3Dホログラムでリアルタイム配信
アーティスト、クリエイター、エンジニアが集い交わることにより生まれる参加型イベント「078Kobe」は、9月6日(日)にホログラム配信システムを開発するHolotch株式会社とともに、ライブ会場のパフォーマンスを3Dホログラムで生配信する公開実証実験を行った。
実証実験の背景
新型コロナウィルスの影響で、以前のようにライブ会場などに人が集まってイベントを楽しむことが困難になった。これにより、YouTubeやInstagramなどを使って動画配信を行うアーティストが増加している。また、「未来のライブ体験」や「次世代の映像配信」として、3Dホログラム映像を活用したバーチャルライブの実現に期待が集まっている。
こうした背景を受け、ホログラム配信システムを開発するHolotch株式会社は、078Kobeに技術パートナーとして参加し、3Dホログラム映像をリアルタイムでスマートフォンとWEBに生配信する「ホログラム版バーチャルライブ」の公開実証実験を行うことになったという。
▲3Dホログラム(イメージ図)
実証実験の概要
9月6日(日)に行った公開実証実験では、イベント会場のパフォーマンスを3Dホログラム映像としてキャプチャーし、スマートフォンのアプリとWEBサイトにリアルタイムで配信した。実際のホログラム映像は、実施時間のうち数分〜数十分程度。参加アーティストは、女性バンド「THE TOMBOYS」および、現役保育士による「あそびうたユニット かば☆うま」の2組だ。
なお、当日の舞台裏を以下のURLより閲覧できる。また、撮影されたホログラム映像自体は、アーカイブ映像として9月中旬に専用アプリにて配信予定だという。
■2020年9月6日 11:00〜12:00 「THE TOMBOYS」
当日の配信URL:https://youtu.be/yZU5sZhcLHQ
■2020年9月6日 17:30〜18:30 「あそびうたユニット かば☆うま」
当日の配信URL:https://youtu.be/4SbuzVg8lqU
Holotchによるホログラム配信システムの特徴
これまでホログラムの撮影は、特別な設備を持ったホログラム専用スタジオで撮影する必要があったが、Holotchでは持ち運びが可能な簡易ホログラム撮影スタジオシステムを開発。全国どこでもホログラム撮影が可能になった。また、3Dデータのストリーミング配信という次世代通信インフラ技術を開発することによって、YouTubeのように3Dホログラム映像をPC、スマホで誰でも簡単に閲覧できるようになったという。
3Dホログラム配信は、研究機関や大手IT企業(Microsoft・Google・Facebookなど)において開発が進められているが、一般ユーザーが実際に自由に体験できるイベントとして、3Dホログラムが配信されるのは、これが世界で初めてとのことだ。
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