ビットキー×パナソニック×ソフトバンク | 「IoT宅配ボックスサービス」の開発・普及で協業
デジタルキープラットフォーム開発の株式会社ビットキーは、IoT宅配ボックスをパナソニック株式会社と共同開発した。それを、ソフトバンク株式会社が2020年度中の事業化を目指す「IoT宅配ボックスサービス」の実証実験に供給する。将来的にはソフトバンクのサービスとして、初期費用不要のサブスクリプションモデルにて、ユーザーに展開することを目指すという。
協業の背景と内容
近年、物流業界では、労働人口減少により配達員が不足する一方で、EC拡大により宅配便の取扱個数が増加し、高い再配達率(※1)が深刻な課題となっている。また新型コロナウイルスの影響拡大により非対面での受け取りニーズが拡大(※2)する中で、「置き配」の普及に伴う盗難被害なども問題視されるようになり、防犯性に優れた宅配ボックスの需要が高まっている。
こうした背景をふまえ今回ソフトバンクが取り組む実証実験では、ソフトバンクが自社の社員向けに簡易設置型IoT宅配ボックス、および専用アプリを提供し、システムの実用性やユーザーの利便性を検証する。専用アプリでは、宅配ボックスの解錠や荷物の配達日時・状況の確認を行うことができるという。
※1: 国土交通省「宅配便再配達実態調査」(2019年10月期)によると、再配達率は15%
※2: パナソニック調べ「宅配便受取に関する意識調査」 (調査期間:2020年4月24日~5月6日)によると、荷物の受け取り方では、約70%の人が「非対面がよい」と回答
IoT宅配ボックスの特長
■Bluetooth(R)によりスマートフォンから解錠可能
ビットキーが開発・特許を取得したデジタルキープラットフォーム「bitkey platform」を活用することで、高セキュリティなデジタル認証が可能となり、宅配ボックスの開閉における高い安全性を実現する。
■工事不要で簡単に設置できる
ユーザー自身で簡単に設置ができる接着施工を採用しており、既築住宅への後付け設置が手軽に行える。電動工具を使用せずにしっかりと固定でき、盗難や強風などによる転倒を防ぐことができる。
■高い耐久性・耐候性を実現
最適なリブ設計によって高い耐衝撃性と耐荷重性を実現した構造と、耐候性に優れる樹脂の採用により、高い耐久性を実現している。
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