エンタテインメント×テクノロジーベンチャー「THECOO」が、SMEなど5社から追加で総額7.1億円資金調達
エンタテインメントとファンをテクノロジーでつなぐTHECOO株式会社は、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、i-nest capital株式会社、YJ キャピタル株式会社、株式会社ドラキア・オラシイタ、ダ・ヴィンチ・プロジェクト株式会社 合計5社より追加の資金調達を行った。
THECOOは、会員制ファンコミュニティアプリ「Fanicon( ファニコン )」、コロナウイルス感染拡大防止の影響を受けたライブエンタテインメント業界の新たな収入源の創出を支援すべく提供を開始したチケット制ライブ配信サービス「 Fanistream ( ファニストリーム )」を運営するなど、エンタテイメントとファンをテクノロジーで繋ぎ、健全なエンタテインメントコミュニティを構築している。今回の調達は、2017年のFanicon提供開始以来、そのコミュニティの安全安心、また、エンタテインメント業界では珍しい強固なSaaSのビジネスモデルにて運営している独自性を高く評価されたもの。
今回の調達を機に、事業拡大の為の積極的な採用と人材強化、海外展開を見据えたサービス認知向上の為のマーケティング投資、サービスの機能の改善と本格的なライブ配信が可能なスタジオ建設などを展開し、ファン・タレント・広告主のそれぞれに価値のあるサービスを提供し、ファンビジネスのエコシステム構築を目指す。
THECOO株式会社 代表取締役CEO 平良真人氏のコメント
”できっこない”に挑み続ける。
THECOOは、挑戦し続けることを何よりも大切にしています。
創業以来7期目に入った今も、数多くの失敗が挑戦する原動力となり、コロナ禍においても今期7億の資金調達を達成しました。2017年のFanicon提供開始以来、そのコミュニティの安全安心、また、エンタテインメント業界では珍しい強固なSaaSのビジネスモデルにて運営している独自性を高く評価されたものです。今回、私達の掲げるビジョンに共感し、大変素晴らしい、そして多くの投資家の皆様にご参画に心より感謝しています。
振り返りますと、私は「自由闊達にして愉快なる理想工場」という有名な設立趣意書に強く共感して、2002年にソニー株式会社に転職し、4年間在籍しました。そして、素晴らしいソニーの同僚の皆さまから学んだソニーのDNAは当社のカルチャーにも大きく影響を与えています。今回、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントを始めたとした多くの事業会社様との事業連携を通じて、一緒に”できっこない”に挑み続け、テクノロジーの力を活かした新しいエンタテインメントの世界を斬り開いていきます。
また、2017年12月から提供を開始した会員制ファンコミュニティアプリの「Fanicon」は、当初YouTubeなどのオンラインクリエイターとファンをつなぐコミュニティサービスとしてスタートしました。既存のファンクラブとは異なる「ファンとアイコンをつなぐファンコミュニティ」としてサービスの価値を高めていく中で、オンラインクリエイターだけではなく、AAAの宇野実彩子さんなどフォロワー100万人を超える国民的アーティストや、歴史のある全日本プロレスのようなスポーツチーム(団体)、俳優などの業種の方にも使っていただき、今では1,700組以上の多種多様なファンコミュニティがあります。
その結果、開発当初のデザイン・トーンが合わないアイコンも増え、導入にいたる障壁となってしまうことが多々ありました。よりニュートラルに、よりファンコミュニティとしてのFaniconの価値と意思をブランドに反映させる必要があると考え、ブランドリニューアルを行いました。
今回のリニューアルは、Faniconの役割を、「With fan, More fun.」と定義し、ファン同士がつながり、もっと楽しくもっと長くアイコンを応援したくなるサービスで有り続けたいと、新しいブランド・新しいロゴに想いを込めました。「ファンがいてこそのアイコン、アイコンがいてこそのファン、ファンがいるからアイコンはより魅力的になる」と、私達はそう強く信じています。
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(TOMORUBA編集部)