【茨城県つくば市】 つくばSociety 5.0 社会実装トライアル支援事業を開始、テーマは「With・Afterコロナの生活スタイル」
茨城県つくば市は、「世界のあしたが見えるまち」というヴィジョンの下、平成29年度から革新的な技術やアイディアで社会課題を解決する、Society 5.0(※1)の社会実装に向けたトライアル(実証実験)を全国から公募し、優れた提案を全面的にサポートしてきた。今年度は、新型コロナウイルス感染が生活や経済に大きな影響を及ぼしていることから、「With・Afterコロナの生活スタイル」をテーマに設定し、全国から広く提案を募集する。
※1: Society 5.0とは、IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータなどの新たな技術を、あらゆる産業や社会生活に取り入れてイノベーションを創出し、一人ひとりのニーズに合わせる形で社会的課題を解決する新たな社会のこと。(内閣府 第5期科学技術基本計画より)
社会実装トライアル支援事業の募集内容
令和2年度つくばSociety 5.0 社会実装トライアル支援事業の募集概要は次の通りだ。
■テーマ
「With・Afterコロナの生活スタイル」
接触機会を低減しつつ、市民の移動、買い物、娯楽・スポーツ、食事、学び、新しい働き方、市内経済活動の活性化など、市域の課題を解決する技術・製品やサービス
■支援内容
トライアルの実施に関わる経費の支援(上限100万円)、施設の確保、モニターのあっせん、国などへの規制・制度改革の提案 、大学・研究機関などとのマッチング 、市のイベントなどにおけるPRの場の提供 ほか
■対象者
教育機関(中学校~)・企業(個人事業主も可)・研究機関
※各団体において、責任者と構成員が明確な場合、部署・研究所単位の応募も可
■募集期間
令和2年(2020年)6月1日(月)~7月31日(金)午後5時15分
■採択件数
5件 →うち1件に「スタートアップ賞」を授与(予定)
スタートアップ(対象:設立5年以内)から最も優秀な提案に授与し、つくば市のスタートアップ支援メニューとあわせて充実した支援を実施(令和2年度も実施する)
■提案方法
企画提案書などを、特設ページ内にある専用Webフォームから送信。
※審査会は、オンラインを予定。詳細は、後日ホームページなどで周知予定。
令和元年度(昨年度)の採択5者
■株式会社トルビズオン
ドローン配送インフラ整備による、安全なドローン配送社会の構築
■Ambii合同会社
外国人患者向け、多言語での医師検索や遠隔医療通訳を実現する医療コンシェルジュサービスの提供
■iRuuza株式会社
スマートスピーカー用WiFi「Wi-Family」を活用した、高齢者オンライン計画
■株式会社Doog
複数人乗りモビリティを活用した、新たな移動サービスの提供
■国立研究開発法人産業技術総合研究所
次世代インターフェースである脳テレパシー技術を用いた、脳だけで戦う新競技の提案
※関連リンク:プレスリリース