クボタ、米国のAgTechスタートアップ企業「FarmX」に出資
株式会社クボタは、センサー及びAI技術に強みを持ち、灌漑自動化(作物にとって最適な給水の自動化)並びに作物の生育環境最適化・収量最大化のための一体型プラットフォームサービスを手掛ける米国のスタートアップ企業「FarmX, Inc.」に出資したことを発表した。
クボタはFarmXへの出資により、米国等における農業経営の高効率・収益化に貢献して行くという。
背景とねらい
クボタは、社外パートナーとの連携によるオープンイノベーションの推進部門として、昨年6月に「イノベーションセンター」を立ち上げた。現在、昨年8月に出資したAdvanced Farm Technologies、本年1月に出資したAbundant Roboticsをはじめとした、スタートアップとの協業交渉を進めている。
このたびクボタは、イノベーションセンターの注力領域である果樹・野菜・ブドウ・ナッツ農家においてニーズが高まっている「ほ場管理」に着目し、データ採取・解析・予測のための先進的なモデル構築及びAI技術、機械学習及びIoTセンサーを用いた作物管理サービスを手掛けるFarmXへ出資する事とした。
FarmXは、収量増や労務費の低減、及び水・電気使用量削減による農家の収益改善に寄与するソリューションを提供している。
今回の出資により、果樹・野菜・ブドウ・ナッツ等の領域における精密農業実現のためのプラットフォーム開発を強化すると共に、出資しているスタートアップ企業2社との連携も視野に入れ、米国等における農業経営の高効率・収益化に貢献して行くという。
FarmXの概要
■社名:FarmX, Inc.(ファーム エックス 株式会社)
■会社設立:2014年11月
■所在地:米国カリフォルニア州
■事業内容:灌漑自動化並びに作物の生育環境最適化、収量最大化のための一体型プラットフォームサービスの提供
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(eiicon編集部)