Automagiの賞味期限読取AIソリューションをニチレイロジグループが採用
企業の様々な課題を解決するためのAI(人工知能)ソリューション「AMY(エイミー)」を開発・提供するAutomagi株式会社の開発した撮影画像からAIを使って賞味期限を自動で読取るソリューションを、株式会社ニチレイロジグループが採用した。Automagiでは、ニチレイロジグループの物流業務のデジタルトランスフォーメーションの実現を、2018年よりAIを提供することで支援を行っており、今回の取り組みもその活動の一環という。
▲上写真:賞味期限撮影イメージ
ニチレイロジグループは多彩な低温物流サービスと、国内No.1の低温物流拠点網、全国を網羅する輸配送ネットワークで、長年にわたり日本の豊かな食生活を支えてきた。
ニチレイロジグループでは、従来から商品の品質管理の為に商品の梱包箱の外観を撮影して、撮影画像を保持管理していたが、更なる品質管理向上の一環として、撮影画像から賞味期限を読取り、撮影画像と一緒に保持管理出来ないか検討していた。
そこで、AIを提供しているAutomagiの賞味期限自動読取AIソリューションを2018年より利用して、梱包箱の外観を撮影した画像から自動で賞味期限を読取り、文字をデータ化する実証実験を実施した。
実証実験の結果、賞味期限の読取精度が93%以上、処理速度は約2秒と高い数値を達成。この結果から現場での実運用に利用できると判断できた為、Automagiの賞味期限読取AIソリューションの採用が決定したという。実運用では、高い読取精度と速度で、ストレスフリーで利用できることから、物流現場の作業者の方から高く評価されている。
今後もAutomagiはAIを提供することで、ニチレイロジグループの物流業務のデジタルトランスフォーメーションの推進を支援していくという。
賞味期限自動読取AIソリューションとは
AI-OCR(Optical Character Recognition/Reader:光学的文字認識)と画像認識による独自の画像前処理技術によって、画像から賞味期限の文字を識別し、認識された賞味期限情報をクラウド上で突合することで、より高精度な読み取りを可能としている。
導入時には、企業ごとの運用に合わせて最適なフローとなるような、仕様設計が可能。
これまで手動での処理が行われていた賞味期限確認業務が、同ソリューションではシステム上で完結し、リアルタイムにその場ですぐに読み取り結果を確認出来る為、業務効率化に大きく貢献するという。
<Automagi 株式会社について>
Automagi株式会社は、通信キャリア向けの大規模ユーザシステムや人工知能技術を活用した金融機関などへのサービスの提供などを担当し実績としている。これら自社開発ノウハウを活かし、AI(人工知能)やIoTのソリューションの開発・提供をしている。
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(eiicon編集部)