学習管理SNSなどを展開するスタディプラス、約7億円を資金調達
学習管理SNS「Studyplus」、教育事業者向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」及び電子参考書サブスクリプションサービス「ポルト」を提供するスタディプラス株式会社は、RFIアドバイザーズ株式会社が運営するファンドを中心に複数のベンチャーキャピタル、教育系事業会社、一般事業会社、個人投資家を引受先とする第三者割当増資の実施により、2020年1月17日に総額約7億円の資金調達を実施した。なお、今回を含む累計での資金調達額は総額で約17億円となる。
<主な引受先(順不同)>
■RFIアドバイザーズ株式会社を運営者とする地域次世代産業推進投資事業有限責任組合
■株式会社博報堂DYベンチャーズを運営者とするHAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組
■西武しんきんキャピタル株式会社を運営者とする西武しんきんキャピタル企業投資3号投資事業有限責任組合
■みずほキャピタル株式会社を運営者とするみずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合
■株式会社旺文社ベンチャーズを運営者とする旺文社イノベーションファンド1号投資事業有限責任組合
■横浜キャピタル株式会社を運営者とするきぼう投資事業有限責任組合
■池田泉州キャピタル株式会社を運営者とするSI創業応援ファンド投資事業有限責任組合
■ユナイテッド株式会社
■株式会社増進会ホールディングス
■株式会社NSGホールディングス
■株式会社新興出版社啓林館
資金調達の目的
今回調達した資金は、前年9月に提供を開始した新規事業「ポルト」のサービス拡充に充てるとともに、同社運営サービス「Studyplus」及び「Studyplus for School」を通じたユーザ、クライアント企業の課題解決を加速するための開発・運営体制の強化に投資する予定という。
投資家からのコメント
■RFIアドバイザーズ株式会社 代表取締役 坂本啓晃氏
当社は、当社運営サービスの主たる会員である大学受験生への高いカバレッジを活かして全国各地の大学、各地域の学習塾等と提携・取引されています。今般の調達資金を活用した事業展開に伴い、全国各地の多様な教育機関との更なる取引拡大を実現し、教育×IT分野において、全国各地に遍在する受験生及び学校・教育機関に生じがちな情報量や発信力等の地域格差減少並びに大学受験活動及び教育業界全般の活性化への多様な波及効果を期待しております。
■ユナイテッド株式会社 執行役員投資事業本部長 榎本吉兼氏
学習者本人の学習ニーズにフォーカスしたメディアを時間をかけて築いてきた実績は素晴らしく、すでに多数のユーザーからの支持を得ることができていることと、教育関連事業者のかかえるマーケティング上の問題を解決しうる可能性を持つ稀有な企業だと判断し、出資を決断いたしました。スタディプラス株式会社が、これからの教育業界を変革するプレーヤーになることを期待しています。
■博報堂DYベンチャーズ 代表取締役社⻑ 徳久昭彦氏
スタディプラス株式会社は、学生の学習モチベーションの維持・向上に貢献する学習管理SNS「Studyplus」の提供を始め、「Studyplus for School」や「ポルト」など、「学び」のアップデートに挑戦しており、その姿勢に共感しています。今後は博報堂DYグループと連携し、デジタル時代における新たな「学び」環境の創造やその浸透に共にチャレンジしていきたいと思います。
■株式会社増進会ホールディングス 代表取締役 藤井孝昭氏
スタディプラス株式会社は、学生の自律的に学ぶ力を信じ、その場を提供し続けています。これは、Z会グループにおける教育の原点である「百の聴講よりも一の実践」の精神に通じるものとして、深く共感いたします。スタディプラス株式会社がEdTechのリードカンパニーとして、これから業界に新風を巻き起こしてくれることを強く期待しております。
■株式会社旺文社ベンチャーズ 代表取締役 本多輝行氏
スタディプラスは、「Studyplus」アプリのおよそ500万人の個人ユーザーのみならず、500校以上の学習塾・予備校などが「Studyplus for School」を導入するなど、教育の様々なシーンでそのプロダクトが活用されています。これらのチャネルを有するスタディプラスが、この度リリースした「ポルト」は、旺文社の事業との親和性も高く、教育領域における新たな価値創造に貢献するサービスと期待しております。旺文社ベンチャーズは、旺文社および関係会社のアセットやノウハウ、ネットワークを最大限活用し、事業シナジーを通して、スタディプラスの新たな挑戦をサポートしていきます。
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(eiicon編集部)