資産運用プラットフォームのZUUがユニコーンと資本業務提携、株式投資型クラウドファンディングに参入
資産運用に関する総合プラットフォームを運営する株式会社ZUUは、株式投資型クラウドファンディング を提供する株式会社ユニコーンとの資本業務提携を行うことについて12月13日の取締役会にて決議したことを発表した。
資本業務提携の目的及び理由
ZUUは、「世界に、熱を。人に、可能性を。」というミッションのもと、90億人が平等に学び、競争し、夢に挑戦できる世界の実現をするべく、月間400万人を超える「ZUU online」をはじめとした、フィンテック・プラットフォーム事業をとおして、着実な成長を図ってきた。
今後の更なる成長へ向けて、同社は、2019年10月17日より融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)事業を提供している株式会社COOL SERVICE及び株式会社COOLを同社グループに加えて同事業への参入をすでに果たしているが、このたびのユニコーンとの資本業務提携により株式投資型クラウドファンディング事業へも事業領域を拡大し、金融サービスを総合的・直接的に提供することができる体制を整えていくという。
同社は、「金融に関する興味関心の高いユーザーコミュニティの形成」及び「購読履歴データを活用した潜在層の顕在層化」を強みとし、資産運用に関する総合プラットフォームの構築を進めているという。
一方ユニコーンは、第一種少額電子募集取扱業者として株式投資型クラウドファンディングプラットフォーム「Unicorn」を2019年2月より提供を開始しており、募集した第1号案件が目標募集額5,000万円(上限募集額5,750万円)を達成するなど、多くの個人投資家ユーザーからも高い注目を集めており、株式投資型クラウドファンディング事業において経験と実績を有している。ZUUの事業運営のノウハウを共有することで、メディア・プラットフォームと連携したユーザーの獲得やオフラインで培った顧客紹介を通じ、双方の事業収益の拡大を実現することができるものと考えているという。
またZUUは、コア・バリューである『鬼速PDCA』(※2016年10月書籍出版)を、顧客企業へ、業務効率化のための“鬼速PDCAシステム”として拡販している(※同社の社内向け業務管理システムを汎用化開発して提供)。合わせて企業文化に昇華させ仕組み化することで社員の動き/成果へと変わる様、組織コンサルも一部提供している。
一方、ユニコーンも、ユニコーン企業(※1)を目指す起業家向けに、ビジネスプラン作成支援やフィジビリティスタディなどのトータル支援プログラム「ユニコーンインキュベーションプログラム」や「企業成長丸ごとサポート」を提供しており、ZUUの“鬼速PDCAシステム”と連携することで、起業前だけでなく起業後も高成長を生み出す組織づくりを支援することができることとなり、起業家・企業向け各種支援プログラム提供事業の分野においても両社の強みを生かして相乗効果を発揮できるものと考えているという。
※1:ユニコーン企業とは、「評価額10億USドル(現在のレートで約1,080億円)以上」「未上場」「テクノロジー企業」「設立後10年以内」といった4つの条件を兼ね備えた企業。
業務提携の内容
① 株式投資型クラウドファンディング事業に関する相互顧客紹介
② 起業家・企業向け各種支援プログラム提供事業に関する相互顧客紹介及び統合プログラムの開発・提供
③ ZUUが運営する経済・金融情報の総合プラットフォームサイト「ZUU online」への株式投資型クラウドファンディング事業に関するコンテンツの掲載
④ その他相互の営業活動を通じた新規顧客の獲得及びアップセルへの取り組み
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(eiicon編集部)