高級バッグのシェアリングサービスを展開するラクサス・テクノロジーズ、ワールドと資本業務提携を締結、100億円を調達
ラクサス・テクノロジーズ株式会社は、株式会社ワールドと戦略的パートナーシップ(資本業務提携)を締結することを発表した。これにより、ラクサスはワールドの連結子会社となる。同社は、ワールドグループによる人材を含めた様々なリソース・ノウハウの提供に加え、100億円規模の成長資金面の支援を受けるという。
ラクサス・テクノロジーズとは?
「世界中に笑顔を。Change the World for Smiles」を経営ビジョンに掲げ、ラグジュアリーブランドのバッグに特化したサブスクリプション型レンタルサービスを提供する会社だ。ラクサス・テクノロジーズは蓄積されたデータに基づく調達ロジック、RFIDを用いて徹底的にIT化されたフルフィルメント、B2Cだけでなくユーザー間でバッグを預かり貸し出すC2Cプラットフォームの構築と運営など、従来企業とは全く異なる、テクノロジーを機軸に据えたユニークなビジネスモデルを保有する。
2015年の事業開始より毎四半期、連続かつ継続して会員、業績の拡大を続けてきた。その結果、同社のユニークなビジネスモデルと企業価値が評価され、2017年には経済産業大臣賞最優秀賞を受賞するなど、高い注目を集め続けている。
ワールドとの資本業務提携について
ワールドは、現在、若年層を始めとするお客様の加速度的変化に応えるべく、シェアード・リユース市場の開拓を推進している。昨年にハイエンドブランドのユーズドセレクトショップ「RAGTAG」を展開する株式会社ティンパンアレイをグループ化したほか、サブスクリプション型レンタルサービス「SUSTINA」を展開する株式会社オムニスに出資した。本年8月には、株式会社ゴードン・ブラザーズ・ジャパンと合弁で、日本初のオフプライスストア「&Bridge」も立ちあげている。
両社は、将来のファッション産業へのビジョン、独自性あるビジネスモデルの発展、将来的な事業拡大の可能性につき議論を重ねた結果、資本業務提携こそが両社の発展に貢献するものと判断した。パートナーシップの構築により、ラクサス・テクノロジーズは、ワールドグループによる人材を含めた様々なリソース・ノウハウ提供に加え、100億円規模の成長資金面の支援を受けるという。
尚、ラクサス・テクノロジーズがワールドグループへ加入することで、得られる効果は以下の3つを見込んでいる。
(1)強固な顧客基盤による効果
(2)資金を含めたリソース展開による収益力向上と飛躍的成長
(3)人材とリソースにおける効果
ラクサス・テクノロジーズは、ワールドとの事業拡大に向けたシナジーを発揮することを通じ、将来的に株式公開(IPO)を実現しうる企業体質・事業基盤の確立を目指す。また、シェアリングエコノミーの浸透を通じて、共にファッション産業の多様性ある発展と活性化に貢献していくという。
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(eiicon編集部)