東京電力とJTBがハワイでクリーンな再生可能エネルギーの利用拡大を目的としてAdonグループへ出資
東京電力ベンチャーズ株式会社は、このたび米国ハワイ州の太陽光発電・蓄電池事業者であるAdonグループ(※)へ追加出資を行い、同グループを関連会社化することとした。また、JTB Hawaii, Inc.が新たにAdonグループへ出資参画した。
東京電力ベンチャーズは、東京電力ホールディングス株式会社傘下の会社として、2018年5月の設立以来、従来のエネルギー事業に新しいアイデアや最先端のテクノロジーを組み合わせた様々なプロジェクトに取り組んでいる。2018年9月には、環境対策で世界でも先進的な取り組みを行うハワイ州でのエネルギー事業に参入するため、子会社であるTEPCO Innovation & Investments US, Inc.を通じ、Adonグループへ出資参画している。
JTBハワイは、株式会社JTB傘下の会社として、1964年の設立以来、ハワイ諸島における旅行企画手配、イベントコーディネート、運輸事業、商事事業など、幅広いサービスを提供しているが、並行してJTBグループの掲げる環境宣言に沿った地球環境保全への取り組みを推進している。2019年3月には、民間事業者としてハワイ州で初めて電気バスを導入した。
ハワイ州では、『2045年までに州内の発電に占める再生可能エネルギーの割合を100%にする』という目標が掲げられているが、このたび東京電力ベンチャーズとJTBハワイが共同でAdonグループの事業を支援することにより、ハワイ州の目標達成を支援し、クリーンで持続可能なエネルギーを活用した社会の実現を後押ししていくという。
※)Adon Construction Inc.社、Adon Renewables Corporation社、Green Vision LLC社の3社。Adonグループはハワイの次世代エネルギー事業会社として、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた事業を展開。空調、給湯、電気自動車の充電など、電力供給における様々なニーズに対応するソリューションを提供し、電力コスト削減に注力している。
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(eiicon編集部)