JAL×成田空港|空港内で自動運転の実証実験を開始予定、トーイングトラクターでコンテナを自動搬送
日本航空株式会社(以下、JAL)は、成田国際空港株式会社(以下、成田空港)が運営する成田国際空港の制限区域内において、航空貨物や手荷物の運送用コンテナを牽引するトーイングトラクターによる自動運転の実証実験を実施する。期間は2019年10月31日から翌年3月31日まで。ソフトバンクグループであるSBドライブ株式会社の遠隔運行管理システムを活用する。
実証実験の背景と概要
今回の実験は、国土交通省が公募する「空港制限区域内の自動走行に係る実証実験」にJALが応募し実施するものだ。近年、訪日旅客4,000万人時代に向けてますます航空需要の拡大が見込まれる一方、生産年齢人口の減少による労働力不足が懸念されている。こうした状況に対し、JALと成田空港は先端技術の活用を積極的に推進し、生産性の向上を目指す。
その一環として、JALでは国際線拠点空港のひとつである成田国際空港内で、安全性を担保しつつ、多くの航空機や車両、ならびに地上作業員が混在する厳しい条件下において実証実験を行う。これにより、多様な環境での走行技術の検証や、将来の実用化に向けた課題の抽出に取り組んでいくという。
<実証実験の概要>
●期間/2019年10月31日~2020年3月31日
●場所/成田国際空港第2ターミナル本館、サテライト周辺の車両通行道路および駐機場
●実験車両/「TractEasy」(TLD社)
●遠隔運行管理システム/「Dispatcher」(SBドライブ社)
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(eiicon編集部)